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The ABC of 2NL, part 17: Fifteen poker theorems, maxims and sayings that you can use to your advantage

一歩先へ進むための15の教訓

1.Balugaの理論

2+2でBalugaWhaleという名前を使っているAndrew Seidmanによって提唱された理論です。「ターンで相手にレイズされた場合、自分がワンペアであればハンドの強さを再評価しよう」 というものです。これはつまり、大抵の場合ワンペアは降りるほうが正しいという話です。

 

この超シンプルな理論は、現代のゲームにおいては、たとえ2NLであっても真実を含んでいます。ターンのベットにレイズされた場合、トップペアを降りることにより、多くのお金を節約できるでしょう。

ハンド AcKc

フロップ Kd7s2h

フロップでバリューベットを打ち相手はコール。

 

ターン Jc

ターンで再びベットをすると、相手はレイズで返した。

 

大抵の場合相手はセットか少なくともトップ2ペアを持っています。 あなたのTPTKはもう強いハンドとはいえず、降りたほうが良いでしょう。 もしコールすれば、リバーでショブされ、コールすればスタックを失うこととなります。

 

2.リバードンクとリバーレイズはナッツ級

ポストフロップのベットやレイズにはいろいろな意味があります。フロップではベットやレイズというのは、モンスターハンドやビッグドローから全くヒットしていないブラフまでのすべてを意味します。ターンではレイズはかなり危険信号です。Baliuga理論が示すように、ターンレイズは 大抵の場合ワンペアに勝てるハンドです。そしてリバーでは、ドンクベットやレイズ(特にチェックレイズ)は、 最大の強さを表すプレイであり、ほとんどブラフはないでしょう。

 

もしあなたがフロップとターンにTPTKでIPからCBを打ったとして、それにコールをした相手がいきなりリバーでドンクベットを打ってきたら、大抵の場合はモンスターのスロープレイか、ドローをヒットさせ、リバーをチェックビハインドされたくないので打ってきたのでしょう。相手はコールして欲しいのであり、それはあなたに勝てそうなハンドを持っているからです。

 

また、リバーレイズというのはされた場合にはとてもしびれるプレイです。 しかし、もしあなたが利益を出したいのであれば、リバーでのb/fのラインを取れるようにならなければいけません。 もしリバーにあなたがベットしてレイズされた場合、相手は大抵、ナッツ級のハンドを持っているでしょう。ポットが大きくなっており、相対的にレイズのサイズが小さいのであれば、オッズ的にコールされやすく、もしそれがブラフレイズであるというのは自殺行為に近いでしょう。

 

つまりこの教訓は、リバーにドンクやレイズされた場合、相手のハンドがモンスター級であることを 想定しなければならないということです。トップ2ペア位までなら降りても良いし、 とくにストレートやフラッシュが完成した可能性のあるボードではなおさらです。 もし相手のレイズがショブであるなら、ブラフはかなり少ないと考えたほうが良いでしょう。

 

Baluga理論とこれを組み合わせると、各ストリートの相手のレイズが主張するのは 大体以下の様なものと考えておきましょう。

フロップレイズ→「勝っている/発展して勝つ可能性のあるハンド」

ターンレイズ→「少なくともTPTKには勝てるハンド」

リバーレイズ→「ナッツ級のハンド」

 

3.Zeebo理論:ベットサイズに関係なく、フルハウスを降りれる奴はいない

このフレーズは100%信じられるものではありません。 私自身もボード2ペアの下フルハウスなどは何度も降りたことがあります。 この理論を活用できる場合というのは、フィッシュがフルハウスを持っていそうで、かつ、あなたがナッツフルかそれ以上のハンドを持っている場合です。極端な例で言えば、ボードが999であなたのハンドに4枚目の9があり、相手がAAを持っているような場合です。フロップでオーバーベットをしてターンにショブしてもコールされるでしょう。

 

2NLの相手の多くは、ハンドの強さの相対的評価というものをしない傾向にあります。 ボード2ペアで下クアッズを持っていて相手は上フルを持っているようなときも同じです。 覚えておくべきなのは、もしボード2ペアで相手がフルハウスを持っていそうな場合、フィッシュは下フルを降りれないことが多いので、ブラフはしないほうがいいということです。 あなたがボード2ペアの下フルを降りることが出来、逆の場合に相手が降りることが出来ないのであれば、その差があなたの利益となります。

 

4.最初の20分で卓に負け組を見つけることが出来ない時は、自分が負け組である

これは映画ラウンダーズの有名なセリフです。テーブルセレクションに関係します。キャッシュゲームにおいてテーブルに着く場合、弱いプレイヤーであるというマークが付いている相手が 少なくとも2人は座っているテーブルを選ぶべきです。フィッシュがいない、もしくはすぐに見つけられない卓で何故プレイする必要があるのでしょうか?利益的な行動では無いので、もっと良いテーブルを探しましょう。

 

5.タイトイズライト

利益的なポーカーというのは忍耐を必要とします。時には全くハンドが入らない場合もあるでしょうが、それに影響されてはいけません。長期的にはタイトなスターティングハンドでプレイすることが利益的であり、そのためにはハンドを待つ必要があります。タイトなレンジでプレイすればポストフロップの決断もわかりやすくなるし、 フィッシュから利益を上げやすくなります。

 

6. リンプポットで破産するな

リンプポットというのはマルチウェイになりやすく、またフロップでのポットはとても小さいものです。これはつまり、リンプポットでスタックオフする場合というのは、多くのレイズやリレイズが絡む ということになります。

 

レイズ合戦になるような場合には、モンスター級のハンドが必要です。リンパーというのは大抵投機的なハンドをプレイしているので、そのような場合には、セットストレート、フラッシュが出てくることがほとんどです。ですので、リンプポットでスタックを入れる場合、実際のナッツではないにしても、ナッツに近いハンドでなければならないということです。

 

最低でもドライボードではトップ2ペアが必要で、ウェットボードなどでは、恐るべきことに、相手の74oがストレートを完成させているような場合も想定しなければいけません(ポットが小さいためにフィッシュがクソガットショットなどをコールしたりする)。

 

アドバイスを付け加えるならば、大抵の場合、マルチウェイポットで勝つハンドというものは、 ヘッズアップで勝つハンドよりもかなり強いものであるということです。 ホールデムでペアを作るのは難しいという言葉もありますが、5人でフロップを見に行けば、 誰かしらがセット以上のハンドを作る可能性は十分にあります。

 

7.自分をバリュータウンへ連れて行くな(Don't value-oun yourself)

もしハンドが強く、「ここではレイズすべきだ」と考えたとしても、 実際にレイズする前に、「ここでレイズして負けているハンドがコールしてくれるか?」 と考えましょう。もしそのレイズで相手の負けているハンドを降ろし、勝っているハンドしかプレイを継続しないのであれば、 それはvalue-own yourself(もしくはvalue-cut)なプレイといえます。このようなプレイは、2NLではとても多くの人が考えもせずによく行っています。

 

例えばあなたのハンドが77でオープンし、BBがAJでコールしたとします。フロップがJ72rであなたがCBを打ったところ相手はJヒットのTPTKでc/rをしました。このチェックレイズは教科書通りのvalue-ownプレイです。 あなたがブラフCBを打っているのなら簡単に降りることが出来、相手はそれ以上バリューを取れません。そしてあなたがアクションを返した場合には、Jxは大抵の場合負けています。この場合はセットを持っているので3Betを返されるかもしれないし、エクイティ差も絶望的です。相手のJxでのレイズはそれより強いハンドしかプレイは継続してもらえないでしょう。だからこそこの場合の相手のJxレイズは無意味で間違ったプレイなのです。このような無意味なレイズをしないようにしましょう。

 

8.マルチウェイポットでは誰かがJを持っている

この格言はあまり戦略的に意味のあるものではありません。2オーバーカードを持っていてJハイボードでCBは打たないほうがいいかも、くらいです。 もちろんQQ+を持っていれば、Jヒットからバリューを取れることを期待して バリューベットを打っても良いでしょう。

 

9.セットにならなければベットをするな

この格言はセットマインについてのものであり、意味するところはとても単純です。 もしプリフロップでスモールポケットペアをコールしたなら、あなたの狙いは フロップでセットを作ることです。もしセットマインでセットが出来なかったのであれば (またはたまにあることですがOESDが出来なかったのであれば)、それ以上はポットに お金を入れるのはやめようということです。

 

10.ポットを膨らますか、ポットから降りるかのどちらかにせよ

この格言はオマハ8の様な、ホールデムではないゲームのためのものです。 要は「コーリングステーションになるな」という意味です。フロップを見たのなら、取るアクションはベットかレイズであり、コールするだけのプレイヤーになってはいけないということです。

 

コールというのはベット/レイズと違い、ポットをその場で取ることが出来ないアクションです。 ホールデムではコールが正解となる多くのスポットがあるのに対し、それらのゲームでは 強いハンドや強いドローでレイズするのが長期的に正しいことが多いです。この格言は、レイズorフォールドのプレイはコールするだけよりも良いことが多いという意味です。 ホールデムであっても、コーリングステーションにはならないようにしましょう。

 

11.ワンペアで破産するな

100bbを基本として遊んでいるなら、一般的にワンペアでリバーでオールインまで行くのは あまり推奨されないプレイです。もちろんAAやKKでプリフロオールインになるのはいいし、オーバーペアで3発バリューを取りに行くことが常に間違っているわけでもありません。

 

しかし、TPTKかそれ以下のハンドでは、あなたはポストフロップでオールインになるのは 良くない状況であることが殆どだし、相手が、負けているハンドでそれにコールすることも めったに無いでしょう。そうなった場合ショウダウンで勝てるのはたいてい2ペア以上のハンドです。だから、有効スタックが100bbかそれ以上にディープの場合にワンペアの時は、ポットコントロールを心がけましょう。

 

12.「ポーカーで稼ぐ金の殆どは、自分の素晴らしいプレイではなく 相手のクソプレイによるものである」by Lou Krieger

K7oで4Betからのトリプルバレルブラフを打ったり、ミスドローでリバーチェックレイズを するようなプレイを、もしかしたらあなたは神プレイと思ってしまうかもしれません。 しかし、これらのファンシープレイは避けるべきものです。基本に忠実なプレイと、相手のミスによりお金を稼ぎましょう。

 

2NLでは、ミスの大部分をしめるのが「負けているハンドでコールしすぎる」ことです。 強いハンドをまてばファンシープレイをする必要はありません。 バリューベットをし、相手にミスコールをさせましょう。

 

13.ペアボードでフラッシュ/ストレートドローを追ってはいけない

ペアボードでは、誰かがフルハウスを持っている可能性があります。 ペアボードではフラッシュやストレートドローは注意してプレイしましょう。 8or9アウツがあると見積もってはいけません。セカンドベストハンドを作るのに とても高い代償を払わされる可能性があるし、Aハイフラッシュvsフルハウスと言うのは よくあるスタックされるパターンです。

 

14.正しい判断をすることに集中せよ。お金は後から付いてくる。

バッドビートを食らった場合など、とてもイラつくかもしれません。しかし、それにずっとこだわるのはやめましょう。ポーカーの分散にはうんざりさせられるかもしれませんが、クソハンドでポットにお金を注ぎこむことは長期的にマイナスの行為です。 あなたは全てのコインフリップで勝てるわけではありません。ですから、バッドビートも潔く受け入れましょう。 期待値が高い状態でポットにお金を入れる、というところに集中し、 最終的な結果については気にしないようにしましょう。正しい決断を続ければ、自然とバンクロールは増えていきます。

 

15. ポーカーのルールは一日で覚えられる。極めるのには一生かかる。

NLHEの基本を学ぶことはとても簡単です。チェスと同じくらい、誰でもすぐにルールを理解できます。しかし、ゲームの本質を理解しようとなると、何年かかっても難しいものです。ポーカーはチェスとは違い、まだ「解明された」ゲームではありません。不完全情報ゲームであるがゆえに、プレイの判断がとても複雑だからです。

 

相手のハンドをピンポイントで読むようなことは不可能です。出来ることといえば、勉強を重ね、ベットサイズ、ハンドリーディング、ティルトコントロールなどのスキルを 地道に身に着けていくしかありません。そしてどれだけ上手くなってもそこで満足してはいけません。ゲームは常に進化しています。 今日有効だったプレイが明日も有効だとは限りません。自分もプレイを進化させ続けるしかないのです。

 

学習プロセスを楽しめるようになりましょう!

 

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