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The ABC of 2NL, part 9: I raised pre-flop and got 3-bet. Now what?

 

プリフロップでオープンレイズしたら3ベットされた。さてどうする?

今回のブログは、いつもより短いと感じるでしょう。というのも、あなたがオープンして、3Betを返された場合の戦略は簡潔なものだからです。ほとんどの場合、ベストプレイは、単にフォールドすることです。

 

ポーカーにおける最大のリークの一つ

ポーカーにおける最大のリークの一つは、OOPでイニシアチブもなしに、ポットを大きくしてしまうことなのです。もし以下の様な状況に度々なるのなら、あなたは、チップをばらまいているのだと思います。

あなたはUTG+1からAQでスタンダードな3bbオープンをしました。MP2の相手が9bbの3Betを返してきました。ブラインドはフォールドし、あなたは3Betにコール。ポットは19.5bbで、フロップはx,x,xです。あなたのプランは?

あなたは最初にアクションしなければならず、イニシアチブもなく、たいていは相手にハンドも負けているでしょう。相手は広いレンジでCBを打つことができ、もしあなたがTPTK以上のハンド(ex.フロップQ,x,x)を持っているのでなければ、コールはできないでしょう。

そしてもしTPTKを持っていたとしても、相手にはトップセットやオーバーペアもありえるのです。あなたははっきりとした逃げ場のない恐ろしい状況に巻き込まれてしまっています。

 

恐ろしい状況をどう避けるか

さて、このような状況をどうやって避ければいいでしょうか?

OOPで3Betにコールしなければいいのです。

時には、4Betをしてイニシアチブをこちらに取り戻せる場合もあるでしょう。しかしほとんどの場合、我々は3Betいは単にフォールドします。9bbを支払ったフロップでチェックフォールドするよりも、プリフロップで3bbを諦めるようがよっぽどマシなのです(最悪の場合、セット、オーバーペア、ドミネートされたAKでバリュータウンへ招待されてしまうでしょう)。

 

3Betを恐れない2つのハンド

3Betを恐れる必要のないハンドが2つ存在します。AAとKKを持っているなら、あなたは3Betは大歓迎すべきですし、EPの相手にもバリュー4Betを返せるでしょう。この記事では4Betに関してあまり多くは書きませんが、もしあなたがKK+を持っていて、相手が標準のサイズの3Betを返してきたのなら、こちらも標準のサイズの4Bet(3Bet額の2.5倍)を返しましょう。

ex.自分が3bbオープン、相手が9bbの3Bet。この場合の標準4Betサイズは22.5bbです。

この標準サイズというのは100bb持ちの場合の話なので、もし相手が40bbしか持っておらず、あなたのハンドがKK+なら、オールインしてしまいましょう。この手の相手は3Betした後にはほとんどフォールドはせず、TT+,AQ+でオールインにもコールしてくれるからです。

 

KKを降りる?

フォーラムでよく出る質問で、「KKをプリフロップでフォールドできるか?」というものがあります。そしてたいてい相手がAAを持っているハンドヒストリーがセットで付いてきます。

これは単に、運が悪かったというだけです。あなたがフルリングテーブルでKKを持っている場合、4%の確率で誰かがAAを持っています。残りの96%ではあなたはフェイバリットですから、基本的に100bb持ちではKKをプリフロップで降りるべきではありません。スタックを突っ込み、お金に変えましょう。

2NLのプレイヤーはKKが完全に勝っているような、中程度のハンドやゴミハンドですらオールインまで行く場合もあります。もしあなたが3Betされた場合は、以下の様な思考プロセスでプレイすればいいと思います。

 

3Betを受けた場合のチャート

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このチャートに正しく従えば、99,AJo,KQoのようなハンドは3Betされた場合、常にフォールドですし、もし相手がブラインドから3Betしてきた場合、トップに近いレンジでIPコールします。

ex.あなたがMPからQQ,JJ,AKでオープンし、典型的なTAGがブラインドから3Betしてきました。これにはコールすることができます。もしトップペア以上のハンドになれば、スタックすることすらできます。もしフロップをミスしたのなら、CBには単にフォールドしましょう。

もし相手がIPから3Betしてきて、アグレッシブな相手というわけでもないなら、QQでもフォールドしましょう。相手がアグレッシブなのであればQQ/AKでどのポジション関係でも4Betできます。もし4Betしたなら、5Betオールインにもコールすべきです。勿論、その相手がKK+を持っていた場合にはスタックされてしまうことになるでしょうが…

アグレッシブな3ベッターには、IPでJJ,TT,AQs,AJs,KQsならコールできますが、OOPならフォールドしましょう。時には3Betに降りたあと、相手より良いハンドだったと分かる場合もありますが、私を信じてください。

AQ,TT,そしてそれ以下のハンドで3Betにコールすることは、フルリング2NLでは利益にならないのです。ただし、上で書いたようなタイトなプレイ継続レンジから外れてプレイすべき状況があります。それは以下の様な場合です。

 

例外1

相手の3Betがミニマムだった場合(ex.3bbオープンに対して5bbの3Bet)で、有効スタックが100bb以上の場合は、IPなら全てのペアでセットマインができ、ATs,KJs,98sの様なスーテッドハンドでもコールできます。

しかしこの場合の目的は強いドローを作ることであり、ペアを狙うことではありません。AQsはQ,x,xのフロップでは、相手がQQ+だった場合には難しくなります。

下手なプレイヤーのよくあるミスは、モンスターハンドでプリフロップにミニマム3Betをする、ということなので、この状況はありがちです。

もしあなたがOOPなら、単にフォールドしましょう。ミニレイズだから、という理由だけで自分から負けにいかないでください。AQやJJのようなハンドを3Betポットでプレイするのは、かなり難しいことなのです。

 

例外2

有効スタックが150bb以上の場合。ディープスタックの場合、IPでもOOPでも、全てのペアでセットマイン目的で3Betにコールすることができます。また、IPではAJs+,KQsでも、ドロー狙いでコールすることができます。

ワンペアしかできなかった場合は注意してポットコントロールし、2発の大きいバレルにはフォールドするようにしましょう。ミドルペア、時にはTPTKでも、150bbを吐き出すだけになる場合があります。

 

例外3

相手が40bb以下のショートスタックの場合。彼らに対してはJJ+,AK,AQsで4Betしましょう。ショートスタッカーは多くの場合に88+,AJ+でオールインまで行く戦術に従っています。

さらに、多くのショートスタッカーはルースで、KJやA6sのようなハンドでも突っ込んできます。あなたのJJ+,AK,AQs+のレンジは彼らのレンジに勝ちますし、長期的には利益となるでしょう。

ただし、短期的には分散はとても激しくなります(下手なショートスタッカーにも、AAが配られることもご存知でしょう)。

 

例外4

自分がオープンレイズにコールしたあとスクイーズされ、前のプレイヤーがすでにスクイーズにコールしている場合で、相手二人と自分の有効スタックが80bb以上の場合。

マルチポットでデッドマネーが大きいため、QQ-77のペアでセットマイン目的のコールができます(セットができたらフロップでチェックレイズオールインしましょう。ミスった場合にはたとえオーバーペアでもチェックフォールドです。3way3Betポットでは、AA,KK、セットが潜んでいる可能性が高いからです)。

 

今回の記事はここまでです。OOPで3Betにコールすることがかなりのリークであるということを何よりも学んでほしいと思っています。プリフロップでQQのようなハンドをフォールドできるようになれば、多くのお金を節約できるでしょう。

そしてKK+でのプリフロオールインで稼げるでしょう。

不運に怒るのではなく、不運に寛容なプレイヤーでいましょう!

 

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元記事 The ABC of 2NL, part 9: I raised pre-flop and got 3-bet. Now what?(2013/3)
https://www.pokerschoolonline.com/blogs/ArtySmokesPS/The-ABC-of-2NL-part-9-I-raised-pre-flop-and-got-3-bet-Now-what