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The Biggest Key to My Success at the Micros

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私がマイクロステークスで成功した最大の理由(驚くかもしれません)

私は、オンラインポーカー界では、2NLと5NLでメチャクチャ勝ってる人間として知られています。自慢ではありませんが、24面打ちでさえ、私は確実に高いウィンレートを出すことができます。

結局、最近も書いたように、もしあなたが私と同じように西側諸国に住んでいるなら、このようなマイクロレートを真剣に打って収入源にしようとするくらいなら、その時間ハンバーガー屋のバイトをするほうが稼げるでしょう。これらのステークスはオンラインポーカーの最低レベルで、大きなお金を稼げる上位のステークスに上がるために、ここを通過することはとても大事なことです。

しかしかながら、多くの人はここをクラッシュするどころか勝ち越すこともできず、上に上がることができないままでいます。これは私には奇妙に思えてしまいます。もちろん私は、ポーカーとは長期的には、上位数%の人が大きな金を稼ぐゲームだということは知っています。

しかし、これは2NLや5NLの話なのです!今でも私はこのステークスを時にプレイし、相変わらず動物園だな、と思っています。見たことないようなビッグフィッシュがこのステークス、特に2NLには生息しているのです。また、2NL、5NLのレギュラーも、控えめに言っても初心者です。結局、彼らも大して上手くはありません。

 

それでは、私がマイクロステークスで成功した理由はなにか?

さて、まず最初にいいたいのは、頻繁に言われてることでしょうが、標準的なこととして、マイクロステークスではバリューベットを重く取り、ブラフしすぎない、とうことです。これには完全に同意で、この2つのことが私がマイクロステークスで成功した主な要因です。

しかし、まだあまり議論されていない、マイクロステークスにおける3つ目のルールが存在するのです。実際、これが深く議論されているのはどこでも見たことがありません。びっくりしてしまうかもしれないので、心の準備をしてください。

 

たくさん降りることです。

そう、自分がベストハンドを持っているとは思えない多くの場合、わたしは単にそのハンドを諦め、彼らにポットをあげてしまいます。マイクロステークスではマージナルなエッジで戦うことはしません。そのようなポットを取りに行くプレイは、私が勝っていることと全く関係ないプレーです。

重要なのは、メチャクチャなプレイヤーをビッグハンドでスタックすることです。レギュラーと対決する必要はありません。(私が良くするように)ポットコントロールをする時は、洒落たプレイはほとんどせず、CBを打ち、それ以後はギブアップする場合が多いです。これはかなり退屈です。全く格好良くもありません。しかしマイクロステークスではこれがとても有効なのです。


でも、赤線が下がりまくらない?

ここ数年、ポーカーフォーラムなどでは赤線について、強迫観念を持っている人がいます。赤線とは何かというと、HM2やPT4のようなHUDのグラフの、NonShowdown時の勝ち額のグラフです。たしかに私の赤線はあまり良くないということは認めます。前にブログにも掲載しました。基本的には45度の角度で右肩下がりになっていて、悲しい状態です。

しかし、実際にはこれについては何も悩んでいません。赤線マニアだった時代、わたしは実は、緑線についての強迫観念を持っていました。HUDをよく知らない人にもう一度言うと、緑線とは実収支の線のことです。

 

これが唯一の結果なのです。

わたしが2NLや5NLでブラフの王には絶対なれないことは認めます。このレートでは、私の赤線は下がり続ける運命にあります。しかし、私の緑線は恐ろしいほどに素晴らしい形です。45度の角度で右肩上がりになっています。私はこれで生きていけます。


でも、赤線が下がり続けるってヤバイんじゃないの?

マージナルな状況で降り続けることは、10NL以上だと、うまい相手にはエクスプロイトされるため、あまりいい考えではありません。しかしもちろん、この記事はそういうレートについて書いているわけではないことはわかると思います。この記事ではそれらのレートについては書きません。

人によっては、このような「悪い習慣」はそうせ上のレートに行けば変えなければいけない、と批判することもあります。これに対する答えはいつも同じです。ポーカーで勝つということは、相手に適応する、ということにまだ気づかないんですか?ということです。

私のこの「シンプルなアプローチ」を、私の処女作や2NL、5NLについての記事、コーチングビデオで教えるときにも同じように言います。それは、この戦術がこのステークスでは最適な戦略だからなのです。そして私のこのステークスにおける収支を見せることができます。

しかし、私はこれと同じようなプレイを25NLや200NLでしろとはいいません。実際繰り返し私が言い続けてる通り、それとは逆なのです。上のステークスでは相手が全く異なり、相手を倒すための戦略も全く違うものになり、もっとマージナルなスポットで戦うべきです。

相手にアジャストして最高のEVを引き出すことは、はあなたが勝ち組プレイヤーとしてやるべきことの一つなのです。プレイマネーゲームを見てみればそれがわかります。オンラインのプレイマネーを遊んだことがない人のために言えば、プレイマネーでは、相手はどんなハンドでも全然降りません。毎ハンド、リバーまでに7人がPOTに残ります。プリフロップでいきなりショブをしても、何人かにコールされるでしょう。

だから、プレイマネーでAAを3BBオープンするのは馬鹿げたことなのです。ホールデムで最も強いスターティングハンドなのに、テーブルの全員からコールされ、ポストフロップでとても難しい状況になってしまいます。しかし、ここにはチャンスが潜んでいます。ここでの最適なプレイは、単純にプリフロップでオールインしてしまうことです。

わたしはリアルマネーの卓でAAをいきなりオールインしろと言っているのでしょうか?
もちろん違いますよね。プレイマネーのプレイヤーはリアルマネーのプレイヤーとは全く違ったプレイをするからです。ポーカーで成功することは、相手にアジャストすることです。

これは、全部のレートに通用する単純な戦術が存在しない理由です。

 

2NLや5NLでシンプルにプレイすることによる隠れた利点

他にも、マイクロステークスでマージナルなスポットで降りることを進める大きな理由があります。これもとても重要な事なのにあまり語られているのを見たことがありません。これは、ティルトを防ぐ考えでもあるのです。

マイクロステークスでプレイする多くの人は、比較的ポーカーを初めて日が浅い人です。初心者はティルトコントロールが全く出来ません。ティルトについて私が語るときはのティルトとは、訳の分からないリバーでのクソコールから、、毎ハンドプリフロップオールインをしてしまうようなキレてしまってる状態のことまですべてを指します。これは彼らの長期的なウィンレートに織り込まれているものです。

私はかつてよく「キレ打ちの検証」をしていて、1,2時間を使ってその月の大きな負けハンドを一つ一つ取り上げ、適切なプレイならどれくらいの負けで済んだか、自分で確認していました。避けようがない負けを取りのぞき、それらを合計しました。25NLで、たしか1ヶ月毎にそれが$800にもなっていました。

そうです。クソコールやティルトした判断で、32BIも失っていたのです。気をつけて欲しいのは、私は十分に経験のあるプレイヤーで、自分がティルトコントロール出来ていることを自負しているプレイヤーであるということです。私の月収支に+$800をしたらどれだけ良くなるか、いちいちここで書く必要はないと思います。

ですから、私が初心者に単純にプレイし、マージナルハンドでビッグポットを戦うのを避ける事をおすすめするのはそういう理由なのです。ティルトというのはだいたい、ビッグポットを連続で落とした時になるものなのです。よくてコインフリップになるようなマージナルな状況になってしまった時、そのようなポットを連続して落としてしまう可能性が高いのです。

こうやってスタックされてしまうという、隠れたコストの原因はティルトにあるということは、あまり真剣に議論されません。私はこういう「キレ打ちの検証」を他の人がやっているのは聞いたことがないし、上で言及したように、もし私の検証の結果が一般によくあることであれば、マイクロステータスの他の多くの人も、収支をものすごく改善することができるのです。


2NLや5NLで勝つことは退屈なものである

最後に、上で言及したように、マイクロステークスで成功することは、全くエキサイティングなものではありません。多くの初心者は、最初にポーカーを興味を持つ入り口が、TV放送のハイステークストーナメントのファイナルテーブルだったりします。私もそうでした。

しかし、ああいう放送は実際には大きく編集されているものです(例えば、12時間以上のプレイを、TVでは面白いスポットだけを集めて1時間に編集します。それがあなたが見ているものです)。それに加え、トーナメントのファイナルテーブルでは、かかっているお金がものすごいですし、スタックがかなりショートです。

2NL、5NLにはそれはどちらも当てはまりません。かかっている金額は安いし、有効スタックはだいたい100bb前後です。それに対してファイナルテーブルの有効スタックは40bb程度でしょう。こうなるとプレイの方法が全く異なってきます。このようにスタックがショートだと、マージナルハンドでのオールインが増えてきます。

2NL、5NLで勝つことは退屈なものです。TVに出てくるようなプロですら、そのほとんどはファイナルテーブルに上がるためには何日間も集中してプレイをしているわけです。その姿を表に見せることは決してありませんが。TVでは、彼らが小さいポットで何度もフォールドする姿を決して見せません。何故でしょう?単に面白く無いからです!視聴率を上げるものではないからです。TVが気が狂ったのでもない限り、そんなガラクタを放映することはないでしょう。

しかし、この記事は実際にポーカーをどうやって勝つかについての記事です。グラインドして経験を積みましょう。2NLや5NLで数多くのドンキーやコーリングステションに対してプレイする時、自分のエゴを消すことが成功の鍵となります。あなたが好きなハイステークスオンラインやTVプロのようにプレイしてもかまいませんが、ウィンレートは悲しい物になるでしょう。

シンプルに打ち続け、利益を最大化しましょう。


コメント欄(の一部)
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D
すごい良い投稿だったよ。10NL6maxでの赤線についてはどう思っている?
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BlackRain79
ありがとう。どのレートでも赤線にある程度の意味はあると思う。勝ってるハンドを
ショウダウンせずにポットを取る必要はあるわけだからね。ただあまり考えすぎないで欲しい。
ほんとうに重要なのは緑線だからね。
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T
5NLで本気で多面したら生活できるかな?
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BlackRain79
うん、それはどこに住んでるか、どれだけ生きていくのにお金がいるかによるよね。
もし君がNYに住んでて家族を養ってるなら、どうやっても無視な話だ。
独身でルーマニアのブカレストに住んでるなら、できるかもしれない。
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J.J
6maxでもフォールドしまくるの?
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BlackRain79
9maxよりはフォールドしないけど、基本的な考え方は同じだよ。
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N
こんにちは。君の本とブログを読んだよ。ぼくもフォールド多めにするのは強いと言うのは同意。
ただ最近ちょっと気になってるんだけど、自分のフロップCB率が72.4%なのに対して、ターンCB率が
37%しかないんだ。これはリークなのかな?それともこの戦術だと当たり前なのかな?
一応2NLでは11bb/100でてる。
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BlackRain79
君の最後の一文がすべてを物語ってるね。ウィンレート通りの良いプレイをしてると思うよ。
何も変える必要はないんじゃないかな。僕も2NLでプレイする時は同じようなギャップが出る。
10NL以上になってくるとまた違うけどね。
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BlackRain79の著書① Crushing the Microstakes

 

BlackRain79の著書② Modern Small Stakes

 

ざっくり和訳 by Pokerstudie