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Cash Catastrophes, Vol. 1: Out of Position and Out of Ideas

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Cash Catastrophes, Vol. 1: ポジションもアイデアもなし

はじめまして、私はCarlos Welchと言います。知らないかもしれませんが、私は世界一のプレイヤーです。

もちろん冗談です。私は$1/$2ライブキャッシュゲームですらベストプレイヤーとはいえません。私は以前数学の教師をやっており、今では非常勤の仕事の傍ら、数学をポーカーに活かしたいと考えているプレイヤーへのコーチングを行っています。

幸運なことに私にはポーカーコーチをやっている友人が何人かいて、彼らは私を導いてくれました。そして不運なことに、その教えてもらったスキルをテーブルでは活かせないくらい、私は石頭だったのです…

 

たびたび、私はキャッシュゲームのテーブルで超クソプレイをしてしまうことがあります。私はこのシリーズを、自腹でプレイして勉強しながら書いています。おそらくあなたは、こんな能なしのプレイをしたことはないかもしれませんが、もしそうでないのなら、この記事から何かを学んでください。

 

ハンド

$1/$2 Live NLHE

エフェクティブスタック 225bb

4人がリンプしてbbの自分にアクションが回ってきた。

ハンド Ks9c

チェックで回し、ポットは10bb

フロップ 9d7h6c

 

こんなハンドでOoPからポットをふくらませたくないので、フロップはチェックしました。ブラフキャッチとしてプレイするなら十分なハンドです(ここを要記憶)。

おそらくこの卓で一番うまいプレイヤーのBUまでチェックでまわり、BUは5bbをベット。SB、bbの自分、HJがコールし、ポットは25bbへ。

 

ターン kc

 

ツーペアになりました。私は再びチェックを選択しました。ポジションがないし、ベットしてレイズされることも嫌だと思い再びチェックしました(ここも要記憶)。BUまでチェックで周り、BUは20bbをベット。SBはコールし、私のアクションです。こう考えました。

 

おいおい、マジかよ?このSBのレンジはかなり広い。彼はいろいろなドローや、わたしより弱いメイドハンドを持っていて、わたしより強いハンドを持っているならレイズするだろう。

BUもまた広いレンジだが、しかし彼はベットしてきている。ドローやモンスターハンドを持っている可能性もありえる。彼のレンジから除外できるのは、プリフロップでレイズしているであろうKQ,AK,KK,AAくらい。そして彼のベットはセット以上か、強いドローを持っているように見えるが、レンジ的にはメイドハンドよりはドローが多そうだ。

もしこれをコールしたら、おそらくHJのプレイヤーも、ペア+ガットショット位でもオッズが合っていると思ってコールしそう。これらのドローに安く追加のカードを与えたくはない。

 

 

私は65bbにレイズし、後ろに残っているスタックは154bbになりました。HJはフォールドし、BUは少し考えた後に152bbにまでレイズしました。ここで私は相手にスタックをカバーされている事に気づきました。SBも少し考えてフォールド。アクションは私に戻ってきて、再び考えました。

 

本気かコイツ?

OK、落ち着いてよく考えよう。BUのレンジはこっちに勝っているハンドよりドローが多いはず。だけどドローをこんな風にプレイしてくるだろうか?たしかにフォールドエクイティを最大にするためにショブしてくることもありうるし、ジャストコールすることもあるのはわかる。

ただこれはストレートや9のセットなどのメイドハンドで、コールして欲しいハンドに思える。この状況ではこっちのトップレンジはこのトップ2ペアではないんだ。ならここはフォールドできる。

 

 

私はフォールドしました。


問題

ここで、私が言っていたことを思い出してください。

「こんなハンドでOoPからポットをふくらませたくない」「ベットしてレイズされることも嫌だ」その後、私がどれだけ上手く自分を説得し、違う行動を取ったかを見てください。バカすぎる…

たとえリバーにはどれだけのドローを完成させる多くのカードがあろうとも、危険なカードはわかります。ボードは9d7h6ckcで私のハンドはKs9cなので、私が見たくないリバーは、すべてのクラブと3,4,7,8,Tです。その他のカードはそれほど悪くはなく、相手のハンドが進んでも、こちらの勝ちになることのほうが多いです(例えばJが落ちても、T8以外には負けない)。

悪いカードよりも良いカードが落ちることのほうが多いので、リレイズされるリスクを負ってまでレイズしてプロテクトする必要はなかったのです。

実際、このハンドはプロテクトしなければならないほど強いハンドではありません。やはりこれはブラフキャッチに適しているハンドなのです。このようにボードがウェットで、4人のプレイヤーがポットに残っている状況では、トップ2ペアの価値はあまり高くありません。

例えて言うなら、KKを持ってA72のフロップでチェックレイズしているようなものです。


レッスン

次にOoPのマルチウェイポットでウェットボードになった時は、考えなしにレイズをする前に、自分のスタックを全部つぎ込んでいいハンドかどうかをちゃんと考えたいと思います。もしそれに値しないならば、それはチェックコールしてブラフキャッチに回します。

 

Photo Images Money, Creative Commons Attribution 2.0 Generic.

 

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