Cash Catastrophes, Vol. 2: Missing Value with the Nuts
Cash Catastrophes, Vol. 2:消えたナッツのバリュー
ハンド
NLHE$1/$2の私がいつも遊んでいる卓で、エフェクティブスタックは約200bb。
UTGのプレイヤーが3.5BBでオープン。私はCOから7s7cを持ってコールした。BUのプレイヤーもコールし、SB、BBはフォールド。ポットは12bbとなった。
フロップ 6s5s4s
オリジナルレイザーであるUTGはチェックし、私へ回ってきた。5bbをベットしたところ、BUがコールし、ポットは22bbとなった。
ターン Th
うーん…ベットされてレイズされたら困るし、ここはチェックしたほうがいいかな。もしBUがフラッシュをスロープレイしてるんなら、2アウツに金をつぎ込むことになってしまう。チェックコールしよう。
私はチェックし、BUもチェックビハインドした。ポットは22bbのまま。
リバー 8s
来た!リバーでナッツになった。もしBUがスペードのハイカードを持ってコールしたなら、大きいポットを取れそうだ。もしここでベットしたら、BUはKフラッシュではコールし、Aフラッシュではレイズするだろうが、スペードを持っていなければフォールドしてしまうだろう。
だけどここでチェックすれば、強いフラッシュでバリューベットしてくるだろうし、私はターンでチェックして強みを見せていないので、フラッシュを持っていなくても、ブラフしてくるかもしれない。これだけハンドが強いのだから、チャンスを逃してはならない。チェックレイズしてポットを大きくしよう。
私はチェックした。BUの彼は即チェックビハインドし、AhKsをショウした。そしてポットを取ろうとした。だから私がストレートフラッシュをショウした時、彼はかなり困惑していた。
マジかよ?なんでKハイフラッシュでチェックビハインドなんだ?私が取ったアクションと言ったら、フロップで弱いスタブを打って、あとの2ストリートでチェックしただけじゃないか。信じられない。これはもはやバッドビートだよ。なんて勿体無いことをしたんだ。
問題
まず最初に、私はターンでこのようにパッシブにプレイすべきではありませんでした。勿論、私のペア+ウィークフラッシュドローはそこまで強いハンドではありません。しかし、オープンエンドストレートフラッシュドローが、ターンでレイズされてもコールするためのエクイティを、ある程度与えてくれています。
私は相手のレンジの大部分には勝っており、相手がレイズしてきても、標準的なサイズのレイズであれば、コールするだけの価値はあるでしょう。負けるのはメイドフラッシュだけで、それにはフロップでレイズされているでしょう。
第2に、私は多くのスモールステークスプレイヤーが理不尽にオーバーフラッシュを怖がりすぎ、ショウダウンを好むという傾向を過小評価していました。私が相手にしてほしいと望んだように、リバーでシンバリューベットを打ってくるというのは、このレートでは一般的ではありません。
特にボードに4枚のスートが落ちている場合にはこの傾向が強いのです。私はこのプレイヤーはあまり上手いプレイヤーでは無く、タイトであると分類していました。言い換えるなら、Kハイフラッシュをチェックバックされる可能性を考えるべきでした。
彼および似たような傾向を持つプレイヤーは、リバーでお金を多く払わせる喜びよりも、自分より良いハンドに負けてしまう苦痛のほうが勝ってしまうのです。
レッスン
もうすこし自分を信用すべし。マージナルハンドで闇雲にベットを打つよりは、レイズされる可能性を考慮することはいいことですが、レイズされることを過大評価しすぎてはいけません。
ベットをしない理由を探すよりは、ベットをする理由を考えましょう。
アグレッシブポーカーが、勝つポーカーです。今後ミスするにしても、十分な頻度のベットを打たないというミスよりも、少しばかりベットを打ちすぎてしまう、というミスをすべきでしょう。
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