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Old vs New AI - Evaluating preflop all-ins

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旧AI vs 新AI プリフロップオールインの評価

例6

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ハンド:

ヒーローはフォールドし、カットオフは77でコール。ボードは3AJQ8と開き、ボタンがポットを勝ち取った。

この例では、カットオフが3BBオープンし、ボタンが52BBの3Betオールインを返した。SBでAhQhを持ったヒーローはどうプレイすべきだったでしょうか?

旧AI = オールイン

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新AI = フォールド

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最初のステップとして、ポットオッズを計算しましょう。

ヒーローは$1.13を取るために$1.03を出さなければなりません。必要な勝率は47.7%です。

次のステップとして、エクイティを算出します。

コールを正当化するためには、ボタンが最低でも上位7.4%のハンドでプッシュしていることが必要です。

私は3betした人のレンジがコールを正当化できるくらい広いとは思いません。私は52BBの3BetオールインをATやAJでする人をあまりみたことはありません。
それにもかかわらず、旧AIはAQsのエクイティを過剰評価し、オールインのEVを17.37としています。

最後に、考えに基づいた決断をしましょう。

新AIによれば、ここでプッシュすることは大きなミスとなります。AQsはボタンのレンジに対し弱すぎますし、強いハンドにオーバーコールされる危険もあります。

加えて、この状況では、まだアクションが残っているプレイヤーを無視できません。COはオープンレイズしているわけだし、ランダムハンドとして考える訳にはいかないでしょう。

ですので、オーバーコールされる可能性は、単に自分の左にアクション前のプレイヤーが残っているだけの時よりもはるかに高いと思います。

二人のオールインに対しては、COは完璧なレンジでコールすることができます。こちらより強いAK以上ではフォールドしないでしょうし、こちらより弱いAJ以下では絶対にコールしないでしょう。AQsはその2つのハンドに対してだけならそこまで悪く無いですが、相手のレンジ全体を考えれば、惨めなものでしょう。

このタイプの状況に関して、旧AIはあまりうまく対処することができませんできず、取るラインの評価に対して一貫性がありませんでした。例えば、最後の状況で、旧AIはコールを-2.60BBとしているのに対し、プッシュは17.37BBと評価しています。

このラインはどちらも、ほとんど同じ結果を導くことになるので、この評価はありえません。コールした場合の違いは、BBがプッシュした場合に降りることができるというだけです。

私は新AIではこのような種類のリークはまだ見ていませんし、推奨される決断も、より良いものになっていると思います。上記はこのシリーズでの、プリフロップオールインに関する最後の例です。

私の考えとしては、PokerSnowieの新AIは、この部分に関してかなりの改善がなされています。

 

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