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The ABC of 2NL, part 17: Fifteen poker theorems, maxims and sayings that you can use to your advantage

一歩先へ進むための15の教訓

1.Balugaの理論

2+2でBalugaWhaleという名前を使っているAndrew Seidmanによって提唱された理論です。「ターンで相手にレイズされた場合、自分がワンペアであればハンドの強さを再評価しよう」 というものです。これはつまり、大抵の場合ワンペアは降りるほうが正しいという話です。

 

この超シンプルな理論は、現代のゲームにおいては、たとえ2NLであっても真実を含んでいます。ターンのベットにレイズされた場合、トップペアを降りることにより、多くのお金を節約できるでしょう。

ハンド AcKc

フロップ Kd7s2h

フロップでバリューベットを打ち相手はコール。

 

ターン Jc

ターンで再びベットをすると、相手はレイズで返した。

 

大抵の場合相手はセットか少なくともトップ2ペアを持っています。 あなたのTPTKはもう強いハンドとはいえず、降りたほうが良いでしょう。 もしコールすれば、リバーでショブされ、コールすればスタックを失うこととなります。

 

2.リバードンクとリバーレイズはナッツ級

ポストフロップのベットやレイズにはいろいろな意味があります。フロップではベットやレイズというのは、モンスターハンドやビッグドローから全くヒットしていないブラフまでのすべてを意味します。ターンではレイズはかなり危険信号です。Baliuga理論が示すように、ターンレイズは 大抵の場合ワンペアに勝てるハンドです。そしてリバーでは、ドンクベットやレイズ(特にチェックレイズ)は、 最大の強さを表すプレイであり、ほとんどブラフはないでしょう。

 

もしあなたがフロップとターンにTPTKでIPからCBを打ったとして、それにコールをした相手がいきなりリバーでドンクベットを打ってきたら、大抵の場合はモンスターのスロープレイか、ドローをヒットさせ、リバーをチェックビハインドされたくないので打ってきたのでしょう。相手はコールして欲しいのであり、それはあなたに勝てそうなハンドを持っているからです。

 

また、リバーレイズというのはされた場合にはとてもしびれるプレイです。 しかし、もしあなたが利益を出したいのであれば、リバーでのb/fのラインを取れるようにならなければいけません。 もしリバーにあなたがベットしてレイズされた場合、相手は大抵、ナッツ級のハンドを持っているでしょう。ポットが大きくなっており、相対的にレイズのサイズが小さいのであれば、オッズ的にコールされやすく、もしそれがブラフレイズであるというのは自殺行為に近いでしょう。

 

つまりこの教訓は、リバーにドンクやレイズされた場合、相手のハンドがモンスター級であることを 想定しなければならないということです。トップ2ペア位までなら降りても良いし、 とくにストレートやフラッシュが完成した可能性のあるボードではなおさらです。 もし相手のレイズがショブであるなら、ブラフはかなり少ないと考えたほうが良いでしょう。

 

Baluga理論とこれを組み合わせると、各ストリートの相手のレイズが主張するのは 大体以下の様なものと考えておきましょう。

フロップレイズ→「勝っている/発展して勝つ可能性のあるハンド」

ターンレイズ→「少なくともTPTKには勝てるハンド」

リバーレイズ→「ナッツ級のハンド」

 

3.Zeebo理論:ベットサイズに関係なく、フルハウスを降りれる奴はいない

このフレーズは100%信じられるものではありません。 私自身もボード2ペアの下フルハウスなどは何度も降りたことがあります。 この理論を活用できる場合というのは、フィッシュがフルハウスを持っていそうで、かつ、あなたがナッツフルかそれ以上のハンドを持っている場合です。極端な例で言えば、ボードが999であなたのハンドに4枚目の9があり、相手がAAを持っているような場合です。フロップでオーバーベットをしてターンにショブしてもコールされるでしょう。

 

2NLの相手の多くは、ハンドの強さの相対的評価というものをしない傾向にあります。 ボード2ペアで下クアッズを持っていて相手は上フルを持っているようなときも同じです。 覚えておくべきなのは、もしボード2ペアで相手がフルハウスを持っていそうな場合、フィッシュは下フルを降りれないことが多いので、ブラフはしないほうがいいということです。 あなたがボード2ペアの下フルを降りることが出来、逆の場合に相手が降りることが出来ないのであれば、その差があなたの利益となります。

 

4.最初の20分で卓に負け組を見つけることが出来ない時は、自分が負け組である

これは映画ラウンダーズの有名なセリフです。テーブルセレクションに関係します。キャッシュゲームにおいてテーブルに着く場合、弱いプレイヤーであるというマークが付いている相手が 少なくとも2人は座っているテーブルを選ぶべきです。フィッシュがいない、もしくはすぐに見つけられない卓で何故プレイする必要があるのでしょうか?利益的な行動では無いので、もっと良いテーブルを探しましょう。

 

5.タイトイズライト

利益的なポーカーというのは忍耐を必要とします。時には全くハンドが入らない場合もあるでしょうが、それに影響されてはいけません。長期的にはタイトなスターティングハンドでプレイすることが利益的であり、そのためにはハンドを待つ必要があります。タイトなレンジでプレイすればポストフロップの決断もわかりやすくなるし、 フィッシュから利益を上げやすくなります。

 

6. リンプポットで破産するな

リンプポットというのはマルチウェイになりやすく、またフロップでのポットはとても小さいものです。これはつまり、リンプポットでスタックオフする場合というのは、多くのレイズやリレイズが絡む ということになります。

 

レイズ合戦になるような場合には、モンスター級のハンドが必要です。リンパーというのは大抵投機的なハンドをプレイしているので、そのような場合には、セットストレート、フラッシュが出てくることがほとんどです。ですので、リンプポットでスタックを入れる場合、実際のナッツではないにしても、ナッツに近いハンドでなければならないということです。

 

最低でもドライボードではトップ2ペアが必要で、ウェットボードなどでは、恐るべきことに、相手の74oがストレートを完成させているような場合も想定しなければいけません(ポットが小さいためにフィッシュがクソガットショットなどをコールしたりする)。

 

アドバイスを付け加えるならば、大抵の場合、マルチウェイポットで勝つハンドというものは、 ヘッズアップで勝つハンドよりもかなり強いものであるということです。 ホールデムでペアを作るのは難しいという言葉もありますが、5人でフロップを見に行けば、 誰かしらがセット以上のハンドを作る可能性は十分にあります。

 

7.自分をバリュータウンへ連れて行くな(Don't value-oun yourself)

もしハンドが強く、「ここではレイズすべきだ」と考えたとしても、 実際にレイズする前に、「ここでレイズして負けているハンドがコールしてくれるか?」 と考えましょう。もしそのレイズで相手の負けているハンドを降ろし、勝っているハンドしかプレイを継続しないのであれば、 それはvalue-own yourself(もしくはvalue-cut)なプレイといえます。このようなプレイは、2NLではとても多くの人が考えもせずによく行っています。

 

例えばあなたのハンドが77でオープンし、BBがAJでコールしたとします。フロップがJ72rであなたがCBを打ったところ相手はJヒットのTPTKでc/rをしました。このチェックレイズは教科書通りのvalue-ownプレイです。 あなたがブラフCBを打っているのなら簡単に降りることが出来、相手はそれ以上バリューを取れません。そしてあなたがアクションを返した場合には、Jxは大抵の場合負けています。この場合はセットを持っているので3Betを返されるかもしれないし、エクイティ差も絶望的です。相手のJxでのレイズはそれより強いハンドしかプレイは継続してもらえないでしょう。だからこそこの場合の相手のJxレイズは無意味で間違ったプレイなのです。このような無意味なレイズをしないようにしましょう。

 

8.マルチウェイポットでは誰かがJを持っている

この格言はあまり戦略的に意味のあるものではありません。2オーバーカードを持っていてJハイボードでCBは打たないほうがいいかも、くらいです。 もちろんQQ+を持っていれば、Jヒットからバリューを取れることを期待して バリューベットを打っても良いでしょう。

 

9.セットにならなければベットをするな

この格言はセットマインについてのものであり、意味するところはとても単純です。 もしプリフロップでスモールポケットペアをコールしたなら、あなたの狙いは フロップでセットを作ることです。もしセットマインでセットが出来なかったのであれば (またはたまにあることですがOESDが出来なかったのであれば)、それ以上はポットに お金を入れるのはやめようということです。

 

10.ポットを膨らますか、ポットから降りるかのどちらかにせよ

この格言はオマハ8の様な、ホールデムではないゲームのためのものです。 要は「コーリングステーションになるな」という意味です。フロップを見たのなら、取るアクションはベットかレイズであり、コールするだけのプレイヤーになってはいけないということです。

 

コールというのはベット/レイズと違い、ポットをその場で取ることが出来ないアクションです。 ホールデムではコールが正解となる多くのスポットがあるのに対し、それらのゲームでは 強いハンドや強いドローでレイズするのが長期的に正しいことが多いです。この格言は、レイズorフォールドのプレイはコールするだけよりも良いことが多いという意味です。 ホールデムであっても、コーリングステーションにはならないようにしましょう。

 

11.ワンペアで破産するな

100bbを基本として遊んでいるなら、一般的にワンペアでリバーでオールインまで行くのは あまり推奨されないプレイです。もちろんAAやKKでプリフロオールインになるのはいいし、オーバーペアで3発バリューを取りに行くことが常に間違っているわけでもありません。

 

しかし、TPTKかそれ以下のハンドでは、あなたはポストフロップでオールインになるのは 良くない状況であることが殆どだし、相手が、負けているハンドでそれにコールすることも めったに無いでしょう。そうなった場合ショウダウンで勝てるのはたいてい2ペア以上のハンドです。だから、有効スタックが100bbかそれ以上にディープの場合にワンペアの時は、ポットコントロールを心がけましょう。

 

12.「ポーカーで稼ぐ金の殆どは、自分の素晴らしいプレイではなく 相手のクソプレイによるものである」by Lou Krieger

K7oで4Betからのトリプルバレルブラフを打ったり、ミスドローでリバーチェックレイズを するようなプレイを、もしかしたらあなたは神プレイと思ってしまうかもしれません。 しかし、これらのファンシープレイは避けるべきものです。基本に忠実なプレイと、相手のミスによりお金を稼ぎましょう。

 

2NLでは、ミスの大部分をしめるのが「負けているハンドでコールしすぎる」ことです。 強いハンドをまてばファンシープレイをする必要はありません。 バリューベットをし、相手にミスコールをさせましょう。

 

13.ペアボードでフラッシュ/ストレートドローを追ってはいけない

ペアボードでは、誰かがフルハウスを持っている可能性があります。 ペアボードではフラッシュやストレートドローは注意してプレイしましょう。 8or9アウツがあると見積もってはいけません。セカンドベストハンドを作るのに とても高い代償を払わされる可能性があるし、Aハイフラッシュvsフルハウスと言うのは よくあるスタックされるパターンです。

 

14.正しい判断をすることに集中せよ。お金は後から付いてくる。

バッドビートを食らった場合など、とてもイラつくかもしれません。しかし、それにずっとこだわるのはやめましょう。ポーカーの分散にはうんざりさせられるかもしれませんが、クソハンドでポットにお金を注ぎこむことは長期的にマイナスの行為です。 あなたは全てのコインフリップで勝てるわけではありません。ですから、バッドビートも潔く受け入れましょう。 期待値が高い状態でポットにお金を入れる、というところに集中し、 最終的な結果については気にしないようにしましょう。正しい決断を続ければ、自然とバンクロールは増えていきます。

 

15. ポーカーのルールは一日で覚えられる。極めるのには一生かかる。

NLHEの基本を学ぶことはとても簡単です。チェスと同じくらい、誰でもすぐにルールを理解できます。しかし、ゲームの本質を理解しようとなると、何年かかっても難しいものです。ポーカーはチェスとは違い、まだ「解明された」ゲームではありません。不完全情報ゲームであるがゆえに、プレイの判断がとても複雑だからです。

 

相手のハンドをピンポイントで読むようなことは不可能です。出来ることといえば、勉強を重ね、ベットサイズ、ハンドリーディング、ティルトコントロールなどのスキルを 地道に身に着けていくしかありません。そしてどれだけ上手くなってもそこで満足してはいけません。ゲームは常に進化しています。 今日有効だったプレイが明日も有効だとは限りません。自分もプレイを進化させ続けるしかないのです。

 

学習プロセスを楽しめるようになりましょう!

 

元記事はこちら

The ABC of 2NL, part 16: Luck has nothing to do with it. THIRTEEN leaks that WILL cost you money.

運は関係ない。あなたがお金を失っているリーク13選の紹介

長期的にポーカーでお金を稼ぐということは、突き詰めれば以下の2つのことを 実行するということです。

 

できるかぎり自分のミスを少なくし、できるかぎり相手のミスに付け込む。

 

今回の記事はマイクロステークスでよくある(そして私がよく見てきた) 一般的に「リーク」と言われる、13のミスについて紹介します。 あなたの成績を改善するためにも、絶対にこれらのミスをしないとは言わないまでも、 出来る限り減らすようにしましょう。

 

ここでは、これらのミスを解説し、あなたが同じようなミスをしないように、そして 相手がこれらのミスをした場合に付け込む方法もあわせて解説します。 こう考えてみましょう。もしお金がパイプの中を流れているとして、そのパイプに穴が開いていたとしたら、そこを修理する必要があるでしょう。そして相手のパイプに穴が空いていれば、むしろハンマーでそこを叩いて、更に穴を広げてしまうほうがいいでしょう。では、前置きはこの程度にしておいて、ありがちなミスの解説をしていきましょう。これらのミスには、テーブル内のものもテーブル外のものも含まれます。

 

1.バンクロール管理の欠如

もしあなたが今までいくら勝ち、負け、デポジットしたかの記録をつけていなかったり、 自分が勝ち目のないステークスでプレイしているのであれば、破産を繰り返す恐れがあります。 できるかぎり低いステークスから初めて、収支をつけるようにしましょう(もちろんPTやHMを 使うに越したことはありません)。

 

もし今のステークスを攻略したのなら、バンクが十分にあれば上のステークスにあがってよいでしょう。基本的には20~30バイイン以上あることが目安です。そのステークスの超勝ち組でも負け越す週や月、―さらには年すら―はあります。とくにハイステークスではその傾向が強いでしょう。

 

もしあなたが分散とダウンスイングに耐えられるだけのバンクロールがなければ、 あなたのリスクは高くなります。バンクロールが少ない状態ではあなたは「チキンな」プレイを してしまいがちになるでしょうし、ティルトする可能性も高まります。 そしてそれは決してあなたのウィンレートを高める手助けにはなりえません。 バンクロール管理についてもっと知りたければ、この記事(リンク先英語)を参照してください。

 

2.テーブルセレクションのミス

良いテーブルというのは、ルースなプレイヤーに対してポジションがあり、 上手いREGが少ないテーブルです。これについては以前の記事で解説したとおりです。 もし右に2人のATMがいる席を確保したら、彼らのお金をIPで引き出すことができるでしょう。 もし左にニットがいるなら、彼らのブラインドをスチールすることができます。

 

あなたがウェイティングリストに入って、悪い席、つまりLAG/ATG/マニアックが左にいて、 ショートスタッカーやニットが右にいるような席になってしまったら、すぐに席を立つことを 考えてもよいでしょう。なぜなら利益を出せる状況ではないからです。悪い席に座ってプレイするくらいなら、いい席が開くのを待つ方がマシなのです。

 

また同様に、テーブルの状況が悪くなった場合にはそのテーブルを去らなければいけません。 もし今のテーブルがもう+EVではないのに、新しいテーブルを見つけるのを怠ったとしたら、あなたは結局のところお金を失うことになるでしょう。お金が生み出せないテーブルには、座り続けてはいけません!

 

3.休憩を取らずに長時間の多面打ちをする

あなたが初めてマイクロステークスをプレイした時、 あなたはお金のためにプレイしたわけではなかったでしょう。 基本的なポーカーのスキルを身につけるためにプレイしたのだと思います。 勿論プレイだけではなく、他のプレイヤーを観察して、メモをとることも重要です。

 

もしあなたがセッションの最初から4面以上でプレイし始めたのなら、 あなたは全てのテーブルのアクションについていくことはできないかもしれません。 あるテーブルではフラッシュドローを常にレイズする相手がいて、別のテーブルでは AAでリンプリレイズをされ、また別のテーブルでは77でオープンショブされるようなことが おこったかもしれません。

 

テーブルの面数を減らせば、あなたは相手のベットサイズや、ショウダウンに行ったハンドを 確認したり、あるプレイヤーがアグレッシブであるかパッシブであるかなどに気づくことができます。 これができなければ、セットを常にフロップレイズしてくる相手に対して、あなたがTPTKで スタックされるのを防ぐことはできないのです。

 

相手のアクションには注意をはらいましょう。筋肉のように、人間の脳は最大限の能力を発揮するためには休息が必要です。集中力の欠落を防ぐためにも、最低でも1時間に5分の休憩を取るようにしましょう。足を伸ばし、コーヒーでもいれて、トイレに行きましょう。あなたのバンクロールはそれに感謝してくれるでしょう。

 

4.100%集中できていない時にセッションをする

これは上のアドバイスに通ずるものです。 単純に言えば、もしあなたがAゲームをできていないのであれば、利益を最大化することはできません。そして最終的には負けてしまうでしょう。もし、疲れていたり、ティルトしていたり、気分が悪いのであれば、ゲームを終わらせ、 休憩を取りましょう。ポーカーはゲームです。楽しくやらなければいけません!

 

ポーカーを楽しめていないのであれば、なぜプレイを続けるのでしょうか? 何か別のことをやりましょう。1日に2000ハンドやらなければいけないという法律はないのです。勿論自分で目標を立ててやっているのかもしれませんが、それは結局、良くても失敗するか、 悪ければポーカーが嫌いになってしまうかもしれません。モチベーションがなく、楽しめてもイないプレイヤーが勝ち組になることはできません。なぜこのような楽しいゲームを辛く苦しい作業に変えてしまうのでしょうか?

 

楽しむためにも、100%集中できるときにプレイし、バッドビードで落ち込んだなら ゲームを閉じてしまいましょう。それによりバンクロールも守られます。

 

5.HUDが複雑すぎる

もしあなたがこれから半年間で2万ハンド以上はプレイしようと思っているのなら、2NLですら、HUDを使用するということはほとんど義務のようなものです。 しかし、自分がよく理解していなかったり、使いこなせないスタッツを山ほど表示するのは、 むしろ有害になりえます。 初心者の段階では、相手がルースかタイトか、パッシブかアグレッシブかを判断できれば十分です。

 

相手のFoldto3Betはまだなくてもいいし、ターンのチェックレイズ率やフロップドンク率も必要ありません。 最初はすごく単純なHUDで始めましょう。そしてある程度ハンド数がたまったら、相手にエクスプロイトできるように少しづつスタッツを増やしましょう。 現時点では複雑なスタッツは混乱のもとで、間違った判断に導かれる可能性すらあります。 基本的なスタッツに重点を置き、相手にカラーラベルをつけていきましょう。 誰が負け組か、誰がタイトかなどがわかるだけでも、テーブルセレクションにはとても有効です。

 

6.ファンシープレイ・シンドローム

あなたは、ハイステークスポーカーでトムドワンが73sをUTGオープンしたり、 3枚のブロードウェイカードが落ちたボードで9ハイでトリプルバレルを打つのを見たことが あるかもしれません。 これをマイクロステークスで真似すれば、金をドブに捨てる行為となります。

 

マイクロでは過度なブラフは必要ないし、バランスを取るようなプレイも必要ありません。 特定のシチュエーションを除けばチェックレイズすら必要ありません。ドイルブロンソンが「スーパーシステム」で書いたように、ハンドが強ければベットしましょう!

 

マイクロステークスでお金を稼ぐということは、ハンドが強ければベットし、弱ければ降りる。 それだけでいいのです。強いスターティングハンドで、ヒットした時にしっかりベットして、分厚いバリューを取りましょう。「デセプティブ」や「トリッキー」は必要ありません。それらのプレイは大きくバリューを取られるだけです。

 

もしあなたがTPTK+のハンドを持っていれば、ベットしましょう。 弱いガットショットやフラッシュドローで最低でも2発はペイしてくれる相手が山のようにいるはずです。

 

7.リンプに対するスモールブラインドでのコンプリートの多用

SBというのは、プレイがとても難しいポジションです。SBでA5oや97sのようなハンドが入り、多くのリンバーがいる状況は何度も経験したことがあるでしょう。その時に、「これは安くフロップが見れるぞ。自分もコールしよう」と考えたかもしれません。 そしてフロップを見て、最初にアクションするのはあなたです。もしフロップでモンスターハンドができても、ペイしてもらうのは難しいでしょう。なぜなら、ほとんどビッグポットにはならないからです。

 

もし弱いハンドや投機的ハンドでフロップを見に行ったなら、あなたがフロップで引けるのは、 大抵の場合弱いペアや弱いドローです。あなたはガットショット、ミドルペア、 トップペアウィークキッカーなどで本気で2発チェックコールするのでしょうか? 中程度の強さのハンドでは、一見「安くフロップを見れる」としても、SBではフォールドするのがベストプレイです。

 

もし強いハンドを持っているのであれば、プリフロップではコールするよりレイズしましょう。 フロップを見ずにポットを取ることもできるし、コールされてもイニシアチブを持ってプレイできます。 ほとんどのフロップで、あなたはCBを打てばフロップを取れるでしょう。 SBのプレイでのアドバイスは、レイズorフォールドということです。 コールという選択肢を取ることはめったにありません。

 

8.確認コール

誰しもこのような経験があると思います。フロップでTPTKになり、インポジションにいます。あなたまでチェックで回ってきたので、CBを打ちました。パッシブな相手がコールし、あなたは「相手をバリュータウンに連れていけそうだ」と考えました。 ターンでもブランクカードが落ちましたが、突然相手がドンクでオーバーベットショブをしてきました。

 

あなたは相手がどんなハンドを持っているのか全くわかりません。 相手はセットかツーペアをヒットさせたのでしょうか?それともキレてブラフをしているのか、 単純にミスクリックか?あなたはこのような状況でいったい相手が何をしているのかを知りたくて、 コールしたくて仕方ないかもしれません。そしてコールし、スタックされてしまいました。

 

ここでは、守るべき単純なルールを述べたいと思います。 もし相手がまったく予想できない訳の分からないプレイをしてきて、その内容を暴くためにフルスタックを賭けることになるのであれば…フォールドしましょう。ここで好奇心にかられてコールをしてはなりません。「クソコール」はしないようにしましょう。

 

これは同様に、ターンやリバーのレイズなどにも適用できます。 相手に対して十分な読みがないのであれば(例えば相手はOESDで常にx2レイズをしてくる等)、トップペアやオーバーペアは捨てましょう。フォールドし、そのスタックは自分が勝っている可能性が高いスポットで使いましょう。お金を節約するということはお金を儲けることと同じことです。 好奇心は猫をも殺します(イギリスのことわざ)。猫にならないようにしましょう。

 

9.ドローハンドでのパッシブすぎる/アグレッシブすぎるプレイ

2NLよりも上のステークスでは、フロップフラッシュドローでレイズするというのはよく見る光景です。OESDであっても、あなたには2種のアウツというある程度のエクイティがあります。

 

レイズするというのは理論的には素晴らしいプレイで、なぜならば、相手がコールし、 あなたがターンでドローをヒットさせれば、大きいポットを勝ち取れるし、レイズ自体により相手をフォールドさせて勝つこともできるからです。

 

問題は、マイクロステークスでは、相手は何らかのハンドがあればフォールドしないということです。もしフロップがA89で、あなたがJTを持っていたとして、相手がA/8/9を持っていれば、レイズでフォールドさせるのは難しいでしょう。レイズすることにより、あなたは負けているハンドでポットを大きくするだけになってしまいます。マイクロステークスでは、レイズによりフォールドエクイティは低いということです。ですから、ドローハンドでレイズするというのは-EVのプレイなのです。

 

もしあなたが強いドローハンド、例えば2オーバー+ナッツフラドロやコンボドローを 持っているのであれば、レイズ/ショブするのにも十分なエクイティはあるかもしれません。しかし、オーバーカードもない、単なるフラッシュドローのようなハンドや、OESDでは、 レイズするよりはフロップコールしてターンでヒットすることを願うほうがよいでしょう。

 

このように、ドローハンドの分散を抑えるようなプレイは、あなたのレイズしたいという衝動を満たすことはできないかもしれません。しかし、マイクロステークスではこれが利益的プレイなのです。

 

ただし、このような感じでリバーチェックコールしか考えないようなプレイはやめましょう。 相手は大抵の場合、明らかにドローが完成するカードが落ちた場合、プレイを継続するのを 嫌がりますし、から、パッシブすぎるプレーもまた-EVです。相手がレイズにフォールドできるような相手とわかっている場合には、相手がフロップをミスしていそうな場合のレイズもプレイにミックスしましょう。ただし、とても安く次のカードが見れて、完成カードが落ちた場合に相手がペイオフしてくれる、と考えられる場合にはコールもしましょう。

 

10.スモールスーテッドコネクタをプレイしすぎる

87sのようなハンドはとてもよく見えるものですし、ストレートやフラッシュどちらにもなる ポテンシャルを含んでいるため、好きな人も多いかもしれません。しかし、実際にスーテッドコネクタでどれだけのお金を稼げているでしょうか?

 

HM2の「Hand Groupings」のレポートで、ホールカードごとの利益を見ることができます。 私の経験上、スーテッドコネクタはマイクロステークスではかなりマージナルな利益しか出ず、 大抵の場合はあなたをトリッキーなスポットに追いやります。

 

スーテッドコネクタがフリップでコンボドローになるような場合はとてもまれであり、大抵の場合はヒットしても、ミドルペア+ガットショットの様な状況になります。このようなハンドでフロップをコールし、ターンでハンドが進まなければ、お金を捨てるだけでしょう。

 

また、スーテッドコネクタはトリップスやフラッシュを作ることがしばしばあります。しかし、これらのハンドでビッグポットを勝ち取るというのはあまりないことです。 何故ならそのようなボードでは、ハンドがかなり相手に読まれやすいからです。 どんなに弱い相手であっても、ボードにに3枚同じスートが並んでいるのは理解できるでしょう。また、トリップスを作った時にも、相手がセットマインをヒットさせている場合があります。 そのような場合には、自分のスタックにお別れを告げることになるでしょう。

 

これはつまり、スーテッドコネクタをプレイするのは、BUからのブラインドスチール等に 限りるほうがいい、ということです。もしフロップを見ることになった場合は、ポジションがあればCBは打ってもいいでしょう。しかし、完全にフロップを外したような場合には、ハンドを諦めてもよいでしょう。

 

11.ポットにリンプインする

リンプイン、つまりBBの相手がジャストコールするということを意味するこのプレイは、 あまり良い結果をもたらすことはありません。

 

まず、オープンレイズと違い、即座にポットを獲るチャンスがありません。 投機的ハンドで安くフロップを見れるかも、というのは魅力的かもしれませんが、 多くの場合後ろのプレイヤーがレイズして、あなたはフォールドせざるを得なくなります。 これは1BBを相手にあげるだけで何の見返りもないということです。 もしくはコールしてポットを膨らますことになるかもしれませんが、多くの場合あなたはポジションがなく、イニシアチブもありません。これは利益的なポーカーとはいえないでしょう。

 

このリークはとてもありがちで、簡単にエクスプロイトされてしまいます。 もし相手がリンプしたなら、(レイズに対して)70%はコールし、フロップで50%はフォールドするでしょう。 リンプに対しては、あなたは高い頻度でアイソレートレイズすることができます。 もしアイソレートレイズに降りない相手であるなら、多くの場合、プリフロップでコールし、 フロップでフォールドすることであなたに4BBをくれるでしょう。

 

「リンパーというのは、ポケットに穴が空いたまま外を散歩して、 お金をばらまいているような人たちである」といったのは、 Dusty “Leatherass” Schmidtだったかと思います。 そのお金を拾うのがあなたの仕事です。 プリフロップレイズでリンパーをアイソレートし、 フロップCBでそのプレイをフォローアップしましょう。

 

12.OOPでレイズにコールする

これは11の続きですが、ブラインドや3Betポットのプレイにも当てはまります。あなたがレイズし、ポジションを持った相手がリレイズした場合です。 大きなポットを、ポジションもイニシアチブもなしにプレイするのは、 お金を失うにはとても良い方法です。

 

前にも言及しましたが、OOPで3Betにコールしてしまうのは大きなリークです。 3Betに直面したら、多くはフォールドすべきということは、このガイドのPart9で述べました。

 

逆に言えば、OOPで3Betにコールしすぎる相手には広いバリューレンジでIPから3Betし、高い頻度でCBを打つことにより、エクスプロイトできます。3Betポットで自分がイニシアチブを持っている場合、私は90%以上のフロップでCBを打ちます。なぜなら多くのデッドマネーが存在し、相手はフォールドし過ぎることが多いからです。

 

13.プランなしにオートパイロットプレイをする

多かれ少なかれ我々はみなこのミスを犯します。特に多面している時には注意が必要です。 例えば、相手がポットをオープンし、我々のハンドにはAKがあります。プレミアムハンドですからスタンダードな3Betを打ちました。そして4Betを返されました。さて、どうするか?

 

急にタイムバンクの時計が気になり始め、我々は相手のレンジや傾向について 考えなければならなくなりました。相手はルースだろうか、それともタイトだろうか。 コールできるほどスタックはディープだろうか?ポジションは? アクションを起こすまでにこれらの思考を踏まなければなりません。あなたは本来ならば、4Betをされる前からこれらのことを考えておくべきなのです!

 

焦って決断をした場合、その決断が間違っていることはとても多いのです。 「プランを持つ」ということは、自分のアクションになる前に、 相手の起こしうるレスポンスに対して考えておくということです。 あなたは「相手のレンジよりはこのハンドは強い、そして相手は負けているハンドでもコールする。もし4Betを返してきた場合、相手のハンドを信頼してフォールドする」などと考えておくべきです。それであれば、実際に4Betを返された時にパニックになることはありません。 当初のプラン通りに、冷静にフォールドボタンをクリックしましょう。それ以上考えることはありません。次のハンドに移り、またプランを立てるだけです。勝つポーカーというものは、プランを立て、それを正確に実行するということです。

 

プランというのはまたポストフロップにおいても必要です。 もし自分がプリフロップレイザーであれば、どのようなフロップでCBをするかを考えなければなりません。そしてフロップを見たら、CBのアクションを取る前に、CBに対してコールされたりレイズされたりした場合のプランを考えましょう。「このターンカードはバレルするのに適しているかな?」ということを考えるのに、ターンのカードが実際に開くのを待つ必要はありません。先にプランを立てましょう。

 

フロップCBを打つ前に、「もしコールされたら相手のレンジは○○で、その場合 ターンで☓☓は相手にとってスケアカードになる。その場合はターンも打つ。このプランに合わないカードが落ちたなら、x/fしよう」というように考えておきましょう。プランを持つことにより、タイムプレッシャーを受けることもなくなります。パニックになりミスを犯すこともなくなるでしょう。プラン通りのアクションボタンを冷静にクリックするだけでよく、 数ハンド後に「あのプレイは正しかったんだろうか?」と悩み続ける必要もありません。

 

起こりうること全てに対してプランを立てておくことが解決策なのです。 そして、事前にプランを立てたのなら、実際の場面ではその考えに必ず従いましょう。 プランニングについては次に記事にする予定です。 よく知られているポーカーのセオリーや格言について見ていきましょう。

 

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Old vs New AI - An opportunity to add deception

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旧AI vs 新AI ブラフする機会

例8

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ハンド:

プリフロップの状況。BBから3Betされました。6d4dで4Betを打ってもいいでしょうか?

旧AI = 打てない。リークとなる。

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新AI = 選択肢の一つとなる

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ブラフ4Betレンジにロースーテッドコネクタを加えることの利点と欠点は何でしょうか?

利点:レンジとボードの相性が良くなる。4Betはハイペアや2ハイカードを主張するので、64を持っていれば相手のレンジの想定外でボードに激しくヒットさせることができる。そしてフロップがヒットしないでハイカードが落ちた時もそれを利用してブラフできる。この観点はオマハでもNLHEでも、ディープスタックであるときにより重要になります。

欠点:このハンドにはブロッカーがない。AかK、もしくはせめてQがあれば、相手のハイカードのコンボ数が減ります。これは4Betレンジよりは3Betレンジにより重要で、たいてい3Betをしたプレイヤーは、ブロッカーを持っています。

利点:スーテッドコネクタはイニシアチブを持ってプレイする方がいい。ポストフロップでは良くてもだいたいローペアかドローになるくらいです。フロップでベットされるよりは、CBを打ってフォールドエクイティを活かす方がプレイしやすい。

欠点:このハンドは相手のレンジに対してエクイティがかなり低い。相手のコールレンジは多くの場合、我々のハンドに対しての2オーバーカードです。6ハイで、フロップのブラフでコミットしかかってしまうし、降りない相手に2発めを打たなければならなくなる。

 

私は64sで4Betを絶対しないことをリークとは思いません。一方で、4Betもありだと思います。スーテッドコネクタのコンボ数はさほど多くなく、これらのハンドで時々4Betすることで、4Betレンジを弱くすることなく、相手を欺ける可能性を増やすことができます。

 

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Old vs New AI - Should we open with QJo from UTG?

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旧AI vs 新AI 6maxのUTGからQJoをオープンすべきか?

例7

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ハンド:

BBまでの全員がフォールドした。

すごく単純な話ですが、我々はUTGからQJoをオープンすべきでしょうか?

旧AI = もちろんレイズ

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新AI = 機械的にレイズするわけでなく、53%はフォールド

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正直に言うと、これについては私も旧AIに騙されていました。PokerSnowieに出会う前は、このハンドは私のUTGオープンレンジに入っていませんでした。いくつかの理由としては、

 

  • このハンドはフロップでモンスターハンドにならない。もしボードがAKTやKT9でナッツを作れたとしても、UTGのレンジに激しくヒットしているので、バリューを取るのが難しい。
  • UTGに対するコールレンジには、QJoをドミネートしている物が多く存在する。AQ,AJ,KQ,KJs、JJそして時にはQQ。たからQJoでフロップトップペアになっても、複数のストリートでバリューを取れるかはあやふやな状況です。また、相手のバリューレンジにも負けているので、ブラフキャッチをするのも難しいところです。
  • オフスートハンドはスーテッドハンドに比べて3倍のコンボ数がある。オフスートハンドをレンジの底辺に加える事で、レンジ全体が弱くなってしまう。私はこれをするよりは、3つのスーテッドのコンボをレンジに加えるほうが、相手を欺きやすいため、好みです。

 

 

私はこれらのアイデアをクイズにし、なぜCOから98sをオープンするのが正しく、98oは間違いなのかということを同じ理由から説明しました。PokerSnowieがリリースされた時、私は間違っていたと証明されてしまった、と思いました。

新AIによると、私の考えは半分正しく、半分間違っていたようです。新AIは依然としてQJoはUTGからオープンする強さがあると評価していますが、常にオープンするわけではないようです。

オープンレンジを弱くしすぎないように、オープンとフォールドをミックスし、53%はフォールドするようです。

 

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マイクロステークスにおける最適なベットサイジング

マイクロステークスにおける最適なベットサイジング

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マイクロステークスにおいて、ベットサイジングを有効に使うことは、あなたの最終損益に大きな違いを生み出します。私のCTMを読んだ人は、私が2NLなどのマイクロレートにおいて多くの独創的なベットサイジングを提唱してきたことを知っているでしょう。

私は、それらのステークスのプレイヤーがおバカあまり賢くないと考えているわけではありませんし、最近ではそのようなクレイジーな提案をすこしばかり控えています。しかしながら、原則は今でも使えます。すべての相手(それぞれ)に対して、最大のEVを生み出す、最適なベットサイズというものがが存在します。それを探しだすことがあなたの仕事です。

講義を開始する前に、私は、あなたのベットサイズの殆どは今日のマイクロにおける標準的なものであると考えていることをはっきりさせておきたいと思います。これは、プリフロップとフロップのあなたがするであろうほとんどの決断について当てはまります。

例えば、多くの人はプリフロップでは2.5BBから3BBでオープンしますし、フロップのCBはポットの60%を打ちます。この部分に問題があると考えているわけではありません。この戦略の利点は、時間をかけずに判断ができるということです。時間を効率的に使うということは、今日のオンラインマイクロステークスで多面をする場合の、成功の鍵となっています。

すべての場面におけるプリフロップレイズやCBのサイズについて議論することは、言ってしまえば時間の無駄です。しかし、マイクロにおけるすべての場面であなたのベットサイズを標準的なものにすることは最適ではないと思います。そしてそれがこの記事で言いたいことの全てなのです。

 

どういう状況で標準から外れたベットサイジングを使用すべきか?

さて、これは対レクリエーショナルプレイヤーの話です。もっと高いレートで、フィッシュに対して最適にプレイ出来ていない良いレギュラーを見るたびに、わたしは驚いてしまいます。このブログやビデオで何度も言っている通り、レクリエーショナルプレイヤーに対して、ベットサイズを標準化したり、レンジのバランスをとることは無意味なのです。

何故か?それは、彼らがそんなところに全く注意を払っていないからです。彼らの多くは、レンジというものがが何かすら知らないのです!だから、ハンドがある時にはベットサイズを増やし、ない時には下げればいいのです。

いくつかの例をお見せしましょう。

 

例1 NL5 6max

Villain is a 56/7/1 (VPIP/PFR/AF) fish.

Villain limps from UTG

Hero raises on the BTN with A♠Q♥

Villain calls

 

The flop comes,A♦6♦3♥

 

Villain checks

Hero???


ここでポットの60%のCBを打つことに問題はありません。しかし、最適なサイズではありません。我々は、このボードでなにかしらヒットすればコールするような下手な相手に直面しています。だから、相手がAを持っていれば、文字通り何でもコールするでしょう。すべてのAが相手のレンジにあるし、その殆どに勝っています。もし相手が6x,3x,54,ミドル~ローのポケットペア、フラッシュドロー、何かしらのガットショットを持っていても、逃げてしまうことはないでしょう。我々のハンドはこれらのハンドにも勝っています。それならば、ポットの80%からポットサイズくらい、特殊な状況ではオーバーベットですら選択するくらい、大きく打つべきです。

多くの人は、大きなベットをして相手が降りてしまった時に「相手をビビらせてしまった」と考え、あまりこの状況をよく思わないということには注意しましょう。これは真実からは程遠いものです。相手が降りたのは、単にハンドがなかったというだけなのです。

弱い相手は、たいてい、コールするために必要な何かが必要だということを覚えておきましょう。ベットサイズがPOTの40%だろうが80%だろうが、Qハイでドローもなければコールしないのです。

議論のために、ヒーローが何もハンドがない場合(例えばK♥Q♦など)についても記しましょう。この場合は常に、POTの40~50%を打つべきです。これは、相手が何かしらヒットしていれば降りないということを我々は知っているからです。ですので、リスクは最小限に留めるべきです。この手のレクリエーショナルプレイヤーは、ベットサイズについてなんの記録もとっていません。HUDすら使っていなかったり、あなたのプレイになんの注意も払っていないでしょう。彼らは自分のハンドしか見ておらず、自分ハンドが良いか悪いかにしか興味が無いのです。

この様な相手に標準的なベットサイズを使うのは、単純にEVを取りこぼしています。あなたは単純にハンドの強さに従ってベットサイズを変えるべきでしょう。

 

例2 NL10 Full Ring

Villain is a 48/27/3 maniac with a 0% fold to 3Bet.

Villain raises to 3x from MP

Hero is in the CO with K♦K♣

Hero???


ここでは、別の単純な例を挙げてみましょう。プリフロップの決断です。ここでは100%、3Betすべきでしょう。バランスをとるために時にKKをフラットコールするのは
あまり意味があることではありません。このような相手は我々のコールレンジなど考えていません。さて、ここではいくらに3Betすべきでしょうか?そう、標準的な3倍の、9BBへのレイズは問題があるプレイではありませんが、最適なものではありません

何故か?ここでの相手は3Betに全く降りない(0%)相手だからです。だから、2番めに強いハンドを持っている我々としては、このアドバンテージをもっと活かすべきでしょう。ここでは3Betのサイズをアジャストして増やすべきでしょう。わたしなら最低でも4倍か、相手が明らかに降りないのがわかっているならばそれ以上に3Betします。

ポーカーでは、常に状況と相手にアジャストしましょう。「標準的なプレイ」は最適なプレイではないのです。ポーカーに一つとして同じ状況はなく、真に優れたプレイヤーは、「標準的なプレイ」は殆ど使用しないものなのです。

 

レギュラーに対するベットサイジングはどうすれば良いか?

もっと上手いプレイヤー、マイクロステークスにおいて出会う多くの異なるレギュラーに対峙した時もまた、最適なベットサイズを考えることで多くの利益をあげることができます。

この場合、先程まで議論してきたような、馬鹿げたサイズの3Betや、ポットサイズのCBを使うことはできません。なぜなら、彼らはあるていど適切なプレイをおこなうからです。私は、レギュラーたちに対しては、プリフロップとフロップの2つのストリートは標準的なベットサイズを使用します。しかし、後のストリートにおいてはいくつかの独創的な試みをする余地はあります。

特に、ターンとリバーはマイクロのレギュラーに欠けている部分です。彼らの多くは単にプリフロップとフロップをマスターしたマルチテーブルロボットです。彼らはターンやリバーのバレルに対して、時にはブラフキャッチもしますが、ほとんどの場合彼らはぶつかり合いを嫌がり、「安全なプレイ」を選び、ナッツを持っていなければフォールドしてしまいます。

我々は彼らからメイドハンドなしに最大のバリューを取りたいし、ブラフの成功率を最大化させたいところです。一般的な、POTの60%のベットサイズや2.5倍のオープンをすることは問題ありませんが、これもまた我々が目指す最適なものではありません。

ターンの特定の状況でオーバーレイズしたらどうだろうか?ミニレイズは?POTの25%のベットは?オールインはどうだろうか?

 

彼らの頭は爆発してしまうだろう(対応しきれないだろう)。

 

このゲームは「no limit(制限なしの)」であるということを忘れないようにしましょう。ベットサイズにルールはないのです。典型的な悪いレギュラーに対して、いくつかのスポットで、「何がスタンダードなプレイか?」ではなく、「何が最適なプレイか?」と自分に問いかけるようにしましょう。

 

例3 NL2 6max

Villain is a 19/15/2 weak TAG with a 40% fold to flop CBet and a 60% fold to turn CBet.

Hero raises to 3x from MP with A♦T♦

Villain calls from the button

 

The flop comes,4♦8♣Q♥

 

Hero CBets 60% of the pot

Villain calls

 

The turn comes,K♠

 

Hero???


これは弱いTAGプレイヤーに対してダブルバレルを打つには最適なカードです。そのような相手の場合、常にダブルバレルを打ちます。ですが、いくら打てばいいでしょう?相手にブラフではないと伝え、またプレイを続ける場合にもコストを払わせたい時には、私は多くのレギュラーに対しては大きめに打ちます。だから一般的な私の通常のベットサイズは、POTの70%くらいになるでしょう。

しかしながら、この状況では、我々はこのターンの素晴らしいスケアカードによって、少しばかりのエクイティ(ナッツへのガットショットドロー)も得ることができました。この場合、フロップをコールしたらターンではあまり降りないプレイヤーと、ターンで降り過ぎてしまうプレイヤーに対しては、大きなバレルを打つ必要はありません。ですので、POTの40%くらいの小さいターンCBを打つのがいいでしょう。

ここで重要なのは、かなりの広いレンジで同じアクションを取るということです。我々のターンCBがかなり成功すると分かっている状況では、大きく打つ必要はないのです。ブラフレンジを広くし、エクスプロイトしていきましょう。もっと食らいついてくるレギュラーに対しては、大きなベットをするか、チェックレイズをします。

それでは、別の例を見てみましょう。


例4 NL25 Full Ring

Villain is a 14/11/3 typical TAG with a WTSD% of 23.

Villain raises to 3x from UTG+1

Hero calls from the CO with 3♦3♥

 

The flop comes,6♥2♠T♠

 

Villain CBets 60% of the pot

Hero calls

 

The turn comes,2♣

 

Villain checks

Hero checks

 

The river comes,8♠

 

Villain bets 50% of the pot

Hero???


これは、レギュラーに対してセットマインをした典型的なプリフロップの例です。フロップではヒットしませんでしたが、フロートするにはいいボードです。彼のレンジもボードには激しくヒットしていないし、フラッシュドローもあります。我々にはポジションもあるのでフロートしましょう。コールは簡単ですし、レイズすらできます。

ターンではラグカードが落ち、相手はチェックしてきました。ここはかなりの確率でベットを打って行きたいスポットです。ただ、それに更に返されると厳しい場面だし、相手がペアを持っていて、チェックコールをするモードの可能性もあるので、時にはチェックバックすることもいいとは思います。

リバーではフラッシュを完成させるカードが落ち、相手はハーフポットをベットしてきました。このような状況から相手を読むと、弱いプレイヤーならおそらくミドルペアかハイペアでシンバリューベットを打ってきていると思います。ナッツを持っていることはごく稀でしょう。しかし、コールした場合、ほぼ負けているでしょう。ですので、ここでの最適なプレイはブラフレイズです。どれくらいのサイズか?

このレギュラーのWTSD%が23%ですが、これは平均的なものでしょう。彼はたいていショウダウンには強いハンドで向かいますが、こちらをブラフと読んだなら時にはビッグコールをするかもしれません。

しかし、彼は大抵このような場面では、一般的な2.5倍位のレイズを受けていると思います。ですので、ここでは4倍のレイズをしてみるのはどうでしょう?

QQやJJで喜んでヒーローコールをするでしょうか?

ナッツでない良いハンドを持っている弱いレギュラーに対して、これは驚異となるベットです。何度もこの状況を試行したわけではないですが、彼らをある程度厳しい思考に陥らせるには十分なアクションでしょう。フラッシュができたか、88を持っていたか、それともモンスターのスロープレイか。この大きいサイズは彼らにハンドがあると信じさせ、「もっと簡単なスポットで稼げばいいや」と思わせることでしょう。

 

まとめ

この記事の意図は明確です。スタンダードなベットサイズというのは、マイクロの、特にフィッシュや悪いレギュラーに対しては、悪いものではありませんが、最適ではありません。ただし良いレギュラーに対しては、私は基本的にスタンダードなベットサイズを使用しています。

もしあなたがそのステークスでの勝ち組レギュラーと多く対戦する場合、これらのプレイは見抜かれてしまうと思ったほうがいいでしょう。その場合私は出来る限りGTO的プレイをします。

あなたは出来る限り落ちている果実(フィッシュと悪いレギュラー)から利益を最大化すべきです。それをする一つの手段は、長期的なEVをもたらす最適なベットサイズを探すことです。私はここで「長期的」と強調します。なぜなら、あなたは「今このとき」結果がほしいと思っているかもしれませんが、「今」の1ハンド1ハンドは必ずしもベットサイズの問題だけではないということを忘れてはならないからです。長期的視点で考えなければならないし、数十、数百ハンド単位でEVを考えなければいけません。

また心に留めておいて欲しいのは、バリューベットが成功するときと言うのは、下手なプレイヤーはたいていコールするための何かを持っていることが多いということです。多くの新規プレイヤーはこれを理解していないために、スロープレイしたり、強いハンドで小さすぎるベットをするというミスをしがちです。あなたのベットによって相手が降りてしまったわけではありません。「相手を降ろしてしまった」のではなく、単に相手が何も持っていなかっただけなのです。

 

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名著・Crushing the Microstakes

Old vs New AI - Evaluating preflop all-ins

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旧AI vs 新AI プリフロップオールインの評価

例6

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ハンド:

ヒーローはフォールドし、カットオフは77でコール。ボードは3AJQ8と開き、ボタンがポットを勝ち取った。

この例では、カットオフが3BBオープンし、ボタンが52BBの3Betオールインを返した。SBでAhQhを持ったヒーローはどうプレイすべきだったでしょうか?

旧AI = オールイン

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新AI = フォールド

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最初のステップとして、ポットオッズを計算しましょう。

ヒーローは$1.13を取るために$1.03を出さなければなりません。必要な勝率は47.7%です。

次のステップとして、エクイティを算出します。

コールを正当化するためには、ボタンが最低でも上位7.4%のハンドでプッシュしていることが必要です。

私は3betした人のレンジがコールを正当化できるくらい広いとは思いません。私は52BBの3BetオールインをATやAJでする人をあまりみたことはありません。
それにもかかわらず、旧AIはAQsのエクイティを過剰評価し、オールインのEVを17.37としています。

最後に、考えに基づいた決断をしましょう。

新AIによれば、ここでプッシュすることは大きなミスとなります。AQsはボタンのレンジに対し弱すぎますし、強いハンドにオーバーコールされる危険もあります。

加えて、この状況では、まだアクションが残っているプレイヤーを無視できません。COはオープンレイズしているわけだし、ランダムハンドとして考える訳にはいかないでしょう。

ですので、オーバーコールされる可能性は、単に自分の左にアクション前のプレイヤーが残っているだけの時よりもはるかに高いと思います。

二人のオールインに対しては、COは完璧なレンジでコールすることができます。こちらより強いAK以上ではフォールドしないでしょうし、こちらより弱いAJ以下では絶対にコールしないでしょう。AQsはその2つのハンドに対してだけならそこまで悪く無いですが、相手のレンジ全体を考えれば、惨めなものでしょう。

このタイプの状況に関して、旧AIはあまりうまく対処することができませんできず、取るラインの評価に対して一貫性がありませんでした。例えば、最後の状況で、旧AIはコールを-2.60BBとしているのに対し、プッシュは17.37BBと評価しています。

このラインはどちらも、ほとんど同じ結果を導くことになるので、この評価はありえません。コールした場合の違いは、BBがプッシュした場合に降りることができるというだけです。

私は新AIではこのような種類のリークはまだ見ていませんし、推奨される決断も、より良いものになっていると思います。上記はこのシリーズでの、プリフロップオールインに関する最後の例です。

私の考えとしては、PokerSnowieの新AIは、この部分に関してかなりの改善がなされています。

 

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マイクロステークスにおける効果的なバリューベットの使い方

マイクロステークスにおける効果的なバリューベットの使い方

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マイクロステークスにおいて成功する鍵となるのはバリューベットである、ということがしばしば言われます。私もこれに同感です。

マイクロステークスを数百万ハンド打った経験から、もし一つだけ言えるならば、ほとんどのレギュラーは、いいハンドの時に最大限のバリューを取る方法を知らないということでしょう。特に、フィッシュと対峙した時にそれが言えます。

年末年始は1年で一番、テーブルで大きなクジラを見つけられる時期ですから、これについて再び触れるのには今がちょうどいいタイミングだと思います。まず、基本から確認しましょう。

 

バリューベットとはなにか?、なぜそんなに重要なのか?

バリューベットは単純に、自分がベストハンドを持っている場合にするベットです。プレイが順調な場合、これはとても簡単です。例えばトップペアのような強いハンドを持っていて、相手がコールを続けている場合。相手はたいていドローか、あまり良くない手で粘っているだけでしょう。もし相手がレクリエーショナルプレイヤーであれば、ドローもペアもないのにコールしていることもありえます。

マイクロステークスではほとんどのプレイヤーがかなりパッシブなので、勝っているかどうかの判断はさらに簡単です。彼らが特にターンやリバーでレイズしてきた場合、あなたのハンドが負けていることを知らせてくれています。

あなたが既に知っている通り、トップペア以上のハンドができることはとても稀なので、バリューベットはポーカーにおいて非常に重要です。バリューベットをするときには、最大限のバリューを引き出す必要があります。また、多くのあなたの相手(特に2NL~10NL)は、降りることができません。彼らは文字通り、どんなクズ手でもコールしたいと"懇願"しているのです。あなたは彼らにコールするチャンスを与えてあげなければなりません。

マイクロステークスで、プレイヤーが自分の足を撃ってしまう(足が止まる)一番の理由は、ポットは魔法のように勝手にに大きくなるもの、と考えてしまうことです。ほとんどの場合にそういうことは起こりません。なぜなら、超パッシブなプレイヤーたちは、ビッグハンドを持っているとき以外は、ベットすることを好まないからです。

彼らはあなたのベットはコールダウンし続けますが、もしあなたが彼らにミドルペアやガットショットやQハイでチェックするチャンスを与えれば、彼らはそうするでしょう。ですから、このことを覚えておきましょう。マイクロステークスにおいて、もしあなたが大きいポットを勝ち取りたければ、自分で大きいポットを作る必要があります

それでは、マイクロステークスにおけるvsフィッシュでのよくあるバリューベットの状況をいくつか確認してみましょう。

 

例1 2NL フルリング

Villain is a 26/7/2 SLP (semi-loose passive) with a 30% WTSD (went to showdown).

Villain limps from UTG+1

Hero raises from the CO with K♥J♠

Villain calls

 

The flop comes,J♦6♣8♦

 

Villain checks

Hero???

まず第一に、これはスタンダードなプリプロップレイズです。この記事ではプリフロップの戦略について多くを割きたくはありませんが、過去に何度も語ってきたように、フィッシュに対しては多くアイソレートすべきですし、特にこのようにポジションがある場合ならなおさらです。

この例では、実際、アイソレートして十分問題ないハンドを持っています。私はこの例なら、上位50%くらいのハンドで必ずアイソレートレイズをするでしょう。

そしてフロップでトップペアになりました。どうすればいいでしょう?もちろんこれも、相手がチェックした後に、素直にCBを打つべきでしょう。上で書いたように、マイクロステークスではポットを作ることが大事で、パッシブフィッシュがあなたのためにポットを作ってくれることを期待してはいけません。

ここでチェックバックするような"トリッキー"なプレイは、このレートではミスになります。こういう、自分のハンドしか見ていないフィッシュにはバランスを取る必要は全くありません。この状況では100%の頻度でバリューベットを打ちます

また、この記事の中では、ベットサイジングについてもあまり多くの議論をする気はありません。レクリエーショナルプレイヤーに対してバリューベットを打つ場合、ポットの75%以上打つべきでしょう。

マイクロステークスのベットサイジングについては、過去に書いた、最適なベットサイズについての記事を参照してください。

Hero CBets

The turn comes,T♠

Villain checks
Hero???

このリバーは最高のカードというわけではありません。97やQ7のドローを完成させ、T8やJTの2ペアを完成させているかもしれません。しかし、これらのハンドは相手のレンジのごく一部であるということを常に考えなければなりません。

相手のレンジのかなりのハンドに我々は勝っており、そのようなハンドで相手は喜んでベットに対してコールするでしょう。コールするハンドには、T9,QJ,QT,J9,A8,K8,Q8,98,87,99,そして2枚のダイヤのスートが含まれています。これはかなり慎重な推測だとは思います。実際このようなフィッシュは、もっと多くの弱いハンドでコールするでしょう。

Hero bets

The river comes,2♦

Villain checks

Hero???

再び、リバーではフラッシュを完成させてしまう良くないカードが落ちました。しかし、最悪のカードというわけではありません。多くのマイクロステークスのレギュラーは、この状態では思考停止してしまい、チェックバックしてショウダウンすることを選択します。これが大きなミスなのです

ここでバリューベットを打たないことによって、あなたはEVを投げ捨ててしまっているのです。相手は、ターンで挙げたようなワンペアを持っているだけのことも十分あるということを忘れないで下さい。そして、WTSD30%のセミルースパッシブな相手がしたいことはなんでしょうか?そう、コールです。

このスポットでx/rされることを恐れる必要はありません。もし相手がここでx/rをしていた場合、100%フォールドします。何故か?マイクロステークスのパッシブプレイヤーは、ナッツを持っていない限りはリバーでのx/rを選択しないからです。今日の多くのマイクロステークスでの弱いレギュラーは、ここでベットをしません。このような落ちているお金を無視してはいけません。常にバリューベットを打ちましょう。

 

例2 5NL 6max

Villain is a 52/12/2 Whale with a 34% WTSD with a 0% Fold to 3Bet.

Villain raises from the CO

Hero 3Bets on the BTN with 9♣9♠

Villain calls

 

The flop comes,T♠7♦2♥

 

Villain checks

Hero???

他のフィッシュをポットに巻き込むという意味では、ここでフラットコールするのは
必ずしも悪い選択というわけではありません。しかし、フィッシュに対してポジションがあり、かなり強いハンドを持っていて、相手は3Betに全く降りないので、私としては
3Betしてここである程度ポットを大きくしてしまうことが好みです。

フロップでは、例1と同様に、トリッキーなことをする必要はありません。もちろんオーバーカードが落ちてはいますが、Aハイのような、フィッシュがプレイを続けたがるハンドがまだ多く存在します。

Hero CBets

 

The turn comes,Q♠

 

Villain checks

Hero???

ターンはベストなカードではありませんが、最悪のカードでもありません。我々のペアに対して2枚目のオーバーカードではありますが、相手がクイーンを持っているとは限りません。しかし、このようなクジラに対して、更にお金をつぎ込むことはしないほうがいいでしょう。我々は、こういう相手が、ポジションなしにノーペア/ノードローでも、クイーンあたりがあれば気軽にフロップをフロートすることを知っています。

これは3BETポットなので、チェックビハインドでポットコントロールすることをおすすめします。最大の理由としては、ここでベットしても本当にこれ以上を得られるかがわからないからです。ここでプレーを続けるのは高くつきすぎるため、相手はこちらに負けているようなすべてのメイドハンドを降りてしまうでしょう。逆に、こちらに勝っているすべてのメイドハンドと、ドローハンドでは喜んでコールするでしょう。それゆえに、ここで続けてベットすることは、ほとんどの場合、勝っているハンドからは取れず、負けているハンドに対してのみポットを大きくしてしまうlose/loseな状況なのです。

Hero checks

The river comes,6♥

Villain checks

Hero???

これは古典的なシンバリューベットのスポットです。我々はバリューベットをする必要があります。パッシブで弱いプレイヤーがリバーでチェックし、この状況は多くの点で例1と似た状況です。リバーのチェックはハンドの弱さを示しています。

そして前述のように、もし彼がなにか強い手を隠していたのなら、彼はアクションで教えてくれるし、それに対してはイージーフォールドできます。

シンバリューベットに対して少し言うならば、時には自分より上のハンドが出てくることがあるべき、ということです。もしあなたがベットし、レクリエーショナルプレイヤーがコールをして、QJはT8のようなハンドをオープンした時に、ベットはミスプレイだったと思わないほうがいいでしょう。

負けているハンドが出てくることがない場合、そのことが懸念材料になります。なぜなら、あなたが十分な頻度でシンバリューベットを打っていない可能性があるからです。
逆に、負けているハンドばかり出てくる場合、薄すぎるバリューへのベットをしているのでしょう。

リバーでのバリューベットはしばしば20BB程度のサイズになり、これは長期的なあなたのウィンレートに多くの違いを出すことを常に意識してください。もしあなたが1000ハンドごとに1回このバリューの取り逃しをしているなら、簡単な計算で、あなたはEV2bb/100hを捨ててていることがわかります。今日のゲームにおいてはこれは莫大な数字です。多くの弱いレギュラーのように、こういうスポットで考えなしにチェックバックすることはやめましょう。

 

この記事が、マイクロステークスで爪痕を残そうと努力しているみなさんの助けになれば幸いです。もしいますぐにでも成功したいのにうまくいかないのなら、ゲームの基礎に立ち戻り、レクリエーショナルプレイヤーから最大バリューをとっているかどうか、自問自答してみてください。彼らの存在こそが我々がこのゲームをプレイする理由なのです。彼らに最大限支払わせなくてはなりません。

 

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名著・Crushing the Microstakes